患者さん向け 高血圧の基本情報と対策
高血圧の原因・症状・治療|内科クリニックのご案内
高血圧とは?
高血圧とは、血管にかかる圧力が慢性的に高い状態のことです。収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上で診断されます。放置すると脳卒中、心筋梗塞、腎臓病などのリスクが高まります。
高血圧になりやすい人
- 遺伝(家族に高血圧の人がいる)
- 塩分の多い食生活
- 肥満
- ストレスの多い環境
- 喫煙や過度の飲酒
- 運動不足
- 加齢(年齢とともにリスク上昇)
高血圧の症状
ほとんど自覚症状がないため「サイレントキラー」とも呼ばれますが、進行すると頭痛、めまい、動悸、息切れ、むくみなどが現れることがあります。
診断方法
- 病院での血圧測定(診察室血圧)
- 家庭での血圧測定(家庭血圧)
- 135/85mmHg以上なら高血圧の可能性あり
- 1日2回(朝・夜)測定し、1週間の平均値を確認
高血圧の予防・改善方法
- 減塩(1日6g未満を目標)
- 適正体重の維持(BMI 25未満)
- 節酒(1日日本酒1合、ビール中瓶1本まで)
- 運動(1日30分以上のウォーキングなど)
- 禁煙(タバコは血管を傷つける)
- ストレス管理(深呼吸や趣味を取り入れる)
高血圧治療と服薬について
生活習慣の改善だけで血圧が下がらない場合、降圧薬を使用することがあります。自己判断で服薬を中断せず、医師と相談しながら治療を続けることが大切です。
血圧測定のポイント
- 朝:起床後1時間以内、排尿後、朝食前
- 夜:就寝前
- 座った状態でリラックスして測定
- 腕の高さを心臓の高さに合わせる
- 測定値を記録(血圧手帳の活用)
高血圧の検査
- 血液検査(腎臓・糖尿病・コレステロールのチェック)
- 尿検査(腎臓の負担を調べる)
- 心電図・心エコー(心臓の状態を確認)
- 胸部レントゲン(心肥大や動脈硬化の評価)
まとめ
高血圧は放置すると重大な病気につながる可能性があります。しかし、生活習慣の改善や適切な治療でコントロールが可能です。内科クリニックで定期的に検査を受け、健康管理に努めましょう。