上部消化管内視鏡検査
上部消化管内視鏡検査
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ検査)とは、細い管状のカメラを鼻や口などから挿入し、食道や胃や十二指腸を直接観察する検査です。内視鏡検査によって、日本人に多い胃がんの早期発見につながることが多くあります。苦痛も少なく、10分程度でほとんどの検査が終了します。
検査は、「経鼻内視鏡検査(鼻から入れる胃カメラ)」「経口内視鏡検査(口から入れる胃カメラ)」の2つの種類があります。これらの違いは以下の通りです。
経鼻内視鏡検査(鼻から入れる胃カメラ)について
経鼻内視鏡検査では、検査中に会話をすることができる他、内視鏡が舌のつけ根を通らないため嘔吐感がなく、一般的に苦痛が少ない検査方法といわれています。一方で、鼻腔が狭い患者さんでは、鼻からの挿入が難しい場合や、痛みを感じたり鼻出血を伴ったりすることがあります。
経口内視鏡検査(口から入れる胃カメラ)について
経鼻内視鏡検査は、経口内視鏡検査で一般的に使用されている内視鏡と比べ、画質や処置性能がやや劣るため、より精密な検査や治療を行う際には、経口内視鏡検査が行われます。